
Award
受賞歴
2020 Only One club アイデアコンテスト
佳作
石橋慶大
Zero Gravity Frame




作品説明
現在の建築業界において「浮遊感」は最も重要なファクターの一つだ。高級感の演出には必ずと言っていいほど浮遊感を感じさせる箇所がある。
蹴込みを作ったり、柱を植栽で隠したり、色の組合せ、etc…
しかし、上記のどれもが目を凝らして見れば浮遊感の正体が判明してしまう。そうなると、見る側の驚きは半減だ。
今回見る人に驚きを、そして浮遊感を感じさせるフレームを提案する。
「Zero Gravity Frame」 その名前の通り無重力フレームである。
無論、無重力など不可能であるが、「テンセグリティ構造」により見る人に重力を感じさせることに成功した。
※テンセグリティ構造とは、圧縮材と張力材のバランスによって成立する構造システムのこと。
また見た目だけでなく柱部材が不要なため、その分のコストの削減も期待できる。
コストの削減と同じく高級感の演出という相反するものの両立を可能とし、今後注目が集まるであろうことが予想される。