スロープの勾配

こんにちは

最近スロープを作りたいという依頼を受けましたので、スロープの勾配について書きたいと思います。

病院や公共施設等では、バリアフリーの基準から、1/12以下の勾配でスロープ幅は1.2mを取られていると思います。

1/12勾配と聞いてもどのくらい上がるのかわかりづらいかと思いますが、1m進むと大体8cm程上がるぐらいになります。

ということは、ざっくり40cmの高さの階段をスロープにするとすれば5mぐらいの距離があれば
バリアフリーの基準で作ることができます。

この勾配だと介助者の負担にあまりならずに車椅子を押して上ることが出来るかと思います。

敷地の形状等で1/12勾配が取れないときは、1/8勾配になったりすることもありますが、

この場合は介助者の負担がかかってきます。

上りはもちろん押し上げる力が必要ですが、下りの場合だと前向きに下ってしまうともし手が離れたときに

そのまままっすぐ進い危険なので、後ろ向きに下っていく必要があります。

スロープ工事をお考えの方のご参考になればと思います。

井上