前回に引き続き、みやま市での「池」工事の進捗です。
「池」工事の進捗。 私たちの工事は、職人さんの腕で成り立っています。
おはこんばんちは、設計の中村穂高です。

今週の様子。
前回から2週間経ちますが、正直あんまり進んでいません。
けっして、「作業が遅い」わけではなく、
お客様のご要望に沿うに、ひとつひとつ確認してもらいながら進めています。
先週は、掘削して排水経路の位置の確認、排水のための配管を埋設。
今週は、石積み、です。

掘削した穴に、ポンドライナーと呼ばれる防水シートを敷きます。
敷いた上に、底盤のモルタルを打ちます。(粗打ち)
そして、大きな石から据えていきます。

大きな石を据えたら、それらが動かないよう、すきまを詰めるよう、小さな石を据えていきます。
石を形にあわせてカットするのですが、そのカットが少なくなるよう、またカットしたことがわからないよう、
石を選び、形を整えて、据えていきます。
ここは、「18から池ばっかり作ってる」というJ社長の腕の見せどころ。
若い職人さんに、的確に指示を出していました。

このように、1個1個、石を据えていきます。

石を据えて、裏込めに土を埋め戻す前の状態。
木で「つっかえ」をしている。
現代は、いろんなことが機械やAIでできる時代になっていますが、
私たちの仕事は、まだまだアナログ。
石を木で支え、石を手で並べる。
職人の腕で築かれていきます。
いやあ、職人さんはすごい!
職人さんの腕で、この業界は支えられています。
(腕で「物づくり」をしていく、そんな職人になりたい! そんな若い人求む!!)
来週は、底盤のモルタル打ち(仕上げ)
そしてそのモルタルが乾いたら、いよいよ水を溜めます。
水が漏れないか心配。けど、楽しみ。 です。