住宅、外構のスタイルについて語ります。

おはこんばんちは、設計の中村です。

当社では、プランナーのスキルアップのために、年に4回「社内コンペ」を実施しております。
お題を決めて、全員でそのお題に沿った外構、ガーデンのプランを練って競うというものです。


私は、審査員という形でこの社内コンペに携わりました。

今回の参加者の作品を見て、強烈に思ったこと



『スタイルを読む』



今回のお題は、ざっくり言うと、

「カンナの似合うお庭」


カンナとは、ディーズガーデンさんのアイテムで、かわいいテイストの物置のことです。

ディーズガーデン カンナ
カンナ オレンジ
ナチュラル外構カンナキュート
カンナ キュート
ナチュラル外構カンナミニ
カンナ ミニ
シリーズはこれら以外にもありますが、代表的なものがこれらになります。

こんなかわいい雰囲気の物置が似合うガーデンのプランが今回のお題でした。


まず、プランニングにあたり考えなければいけないものが、

『スタイル』

(テイストと呼ぶこともあります。)


下の図を見てください。


外構スタイルのマトリックス
(住宅の)スタイルを、「ウォーム↔クール」、「シンプル↔デコラティブ」の2つの軸のマトリックスに
落とし込んだものです。

デコラティブは聞き慣れない単語かもしれません、
「シンプル」の反対の意味で、「装飾的な」」という意味です。



最近の住宅スタイルの主流としては、
下図のような住宅が増えています。
※統計をとったわけではなく、私の肌感覚での傾向
compe01-2
シンプル、クールよりの建物が多いです。
黒い外壁の住宅、最近よく目にしますよね。



ただし、今回の社内コンペのお題は、「カンナ」

カンナの似合うスタイルは下図の位置になります。
compe01-3
温かみのあってデコデコしている雰囲気


・直線よりは、曲線(もしくは でこぼこ)

・寒色系よりは、暖色系

・タイルよりは、レンガ・木

・均一よりは、ムラのある


なんとなくわかっていただけるでしょうか?



外構エクステリア、ガーデンのデザインをする上で大事なことは、
住宅のスタイルに合わせること。


これマストです。



で、ここで難しいのが、
・スタイルが多様化してきていること
・ミックススタイルが出ていること


これ語り出すと長くなるので、別の機会に。

ざっくり話しておくと、
今現在、多種多様なものを認めようとする社会になってきていること
(住宅、外構のスタイルにかぎらず)物事は成熟していくと細分化される傾向があること





外構、ガーデンのデザインって、スタイルが多くて決して簡単ではないんですよね。
大変なんですよ。




ドゥーユーアンダスタン
心で理解できた




さてさて、社内コンペの結果はどうなることやら・・・・・?????