駐車場の勾配

こんにちは!設計の石橋です。

10月も半ばになり、急に肌寒くなってきましたね。

先週までは気温30℃超えなんて当たり前だったのに、今週は最高気温25℃も行かない日ばかり。

急な温度変化で体調を崩さないようご注意くださいね。


さて、今回の記事は駐車場の勾配についてです。

「新築工事で駐車スペースが2台分ほしい」「リフォームで駐車場を1台分拡張したい」なんて方には是非見てほしい内容です!!
工事の前に一度読んで参考にしてください!!!

まず結論からいうと、駐車場の勾配は2~3%勾配が最適だと思います。

まあ、2~3%と言われてもどういうものか分かりづらいですね。
3%勾配
上記画像が3%勾配です。

3%勾配は奥行き100cm(1メートル)で3cm高さが上がるというもの。奥行きが5メートルなら15cm上がります。

見た感じそんなにキツイ勾配では無いですよね?

AT車のクリープ現象でも普通に前進できる勾配だと思います。
10%勾配
これが10%になるとこんな感じ。なかなか勾配キツめです。

サイドブレーキを掛け忘れると、無人のまま車が駐車場から出ていってしまいそうです。

「それなら勾配は0にして駐車場をフラットにするのはダメなの?」

という方もいらっしゃるかもしれませんが、フラットにすると水が流れていかず水溜りが出来てしまいます。
それだけでなく、苔やカビが発生することも…。

掃除の手間、衛生面を考えても勾配はあったほうがいいでしょう。

駐車場をお考えの際は広さだけでなく勾配(高さ)にも気を配りましょう。


あとこれは余談かもしれないんですが、皆さんベタ踏み坂と言われる江島大橋って知ってますか?

江島大橋(望遠)
上記写真を見てわかるようにとんでもない勾配の道路です。

実はこの写真、カメラを望遠にして拡大して撮るとこういう風に出来るらしいです。

Wikipediaによると実際の勾配は6%ほど。少し勾配キツイかなって程度ですね。


江島大橋
横から普通に撮ったらこんな感じ。望遠で撮っている写真ほどの勾配では無いですよね。

この写真のようにイメージを誇張して表現していることもあるので(勿論、弊社のイメージパースではそうならないように気をつけていますが)、皆さんも駐車場の勾配は2~3%というのを知識を持っていただき、高さに注意してもらえたらと思います。