雪見灯籠の据え方 教えます。

おはこんばんちは、設計の中村穂高です。

今日は前回の続き、 『和風ガーデンのリフォームです。』  の続きです。

緑いっぱいの和風ガーデンでしたが、お手入れの負担を考えすっきりとリフォームさせていただきました。
土の部分はほとんど残さず、自然石とコンクリートで固める形になりました。


そして、最後の仕上げ、

もとの庭園にあった雪見灯篭の再設置  です。






造園担当のN氏と乗り込んできました。

まずは、脚と袋を設置


雪見灯篭
雪見灯籠は上から見ると円形をしていますが、ちゃんと向きがあります。意味があります。

まずは正面を決めます。

私は、室内から見える角度を正面にしようとしたのですが、
N氏は、足元の石の向きを基準にすべき、と主張
そこは、プロにお任せします。


雪見灯篭
石のラインを基準にして、足のライン(正面)、中台(受け)のライン(正面)、火袋のライン(正面)をそろえます。



雪見灯篭 火袋
ちなみに火袋とは、灯籠のあかりを入れるところ、
3面は、あかりが外に漏れるように格子状になっており、
残り1面は、「月」が彫刻されています。


雪見灯篭 月の彫刻
影になってわかりづらいですが、「月」が掘られ(くり抜かれ)ています。

昔はここに、扉がついていて、中にあかりを入れることができるようになっていたそうです。

現代では、実際にあかりを入れる機会が少ないので、この雪見灯篭には扉はついていません。
もちろん、扉つきの雪見灯篭もあるんでしょうけれど。



雪見灯篭 据付
ここまで据えたら、いよいよ笠の据付です。

これが今回イチの大仕事、


ユニック車登場
雪見灯篭据付ユニック車
この雪見灯籠の笠、何kgあるんだろ???

一人では、ビクともしない重さでした。


あーーーーー、
こういう作業ってワクワク

慎重にお願いしますよ。



雪見灯篭据付 ユニック車の出番
水路越しではあったのですが、ユニックを横付けして作業できる場所でよかった。

もし、人力で運ばないといけないとなると、
何人がかりだろ?


雪見灯篭据付 仮置き
土台の近くに、笠を借り置きします。

ロープをかけ直して、

いざ、据え付け!



雪見灯篭 ドッキング
ドッキ-----ング
雪見灯篭 水平を確認
水平になっているかを確認

ヨシ!
雪見灯篭 水平を確認2
こっち方向も水平確認


ヨシ!!




最後の仕上げは、「宝珠」の据え付け
雪見灯篭 宝珠
「中村くんやって」ということで、私が宝珠を据えることに。


雪見灯籠 宝珠ドッキング
かんせーーーーーい!


こんな感じで、雪見灯篭は組んで据えます。

ためになったねー、ためになったよー



あ!完成写真を撮るの忘れた・・・。

完成写真は後日、公開します。(忘れそう・・・・・)

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