レンガの積み型イロイロ

おはこんばんちは、設計の中村です。

樋口のプランの中にレンガで作る花壇がありました。

そこで、復習の意味で、レンガの積み方を調べてみました。


まずは、基本となるレンガの面の呼び呼称から


レンガ面の呼び方
レンガの基本サイズは、

210✕100✕60  くらい。

レンガの種類により、各辺の長さは異なりますが、だいたいはこの形が基本形です。

一番広い面を「胴面」と呼び、21cm✕10cm の面です。

次に広い面を「長手面」と呼び、21cm✕6cm  の面。

一番小さい面を「小口面」と呼び、10cm✕6cm  の面  となります。


そして、この面をどちら方向に向けて並べていくかで、レンガの施工パターンが変わります。

では、ひとつずつ見ていきましょう。


まずは、一番広い面、「胴面」を上に向けたパターン


長手積み
長手積み
小口1丁積み
小口1丁積み
次に長手面を上に向けたパターン。
小端平張り積み
小端平張り積み
小端積み
小端積み
最後に、一番小さい面、「小口面」を上に向けたパターン。

柾積み
柾積み
柾平張り積み
柾平張り積み
CADでわかりやすく作ったつもりですが、どうでしょうか。

「レンガ積み」と言っても、いろんな積み方があります。



さらにこれは基本の積み方で、この積みパターンをいくつか組み合わせることで、

ドイツ積み、イギリス積み、オランダ積み、フランス積み、アメリカ積み、 etc...あります。


これらは、CADで作るのはメンドーなので、別の機会に。




ちなみに、長崎のハウステンボスに行くと、
レンガがいたるところ、いろんなパターンで施工されていて、
レンガの積み方、並べ方(石の並べ方も)の勉強ができます。

ハウステンボスに行かれたときには、気にかけて見てみてください。