鋭角は割れます。

おはこんばんちは、設計の中村です。

設計の仕事をしていると、プランナーのみなさんが描いたプランを多く見ることができます。


納まりのいいプラン、悪いプラン、
おもしろいこと考えたなと思うプラン、そうでないプラン。

プランを見ると、その人の力量(プラン力)や、バタバタ描いたかどうか、などがわかります。

医者か!



特に若い人がやってしまう、悪いプランというのがありまして~





『鋭角』  を使ったプラン。




鋭角を使ったプランがなぜよくないかと言うと、




割れる からです。


先日たまたま見かけた外構が、

鋭角は割れる
目地を斜めに切って、デザインとしてはおもしろいことしていました。


けど、割れてるんですよね。


アップすると



鋭角は割れる アップ
デザイン的に、鋭角にする必要があったのかもしれませんが、
せめて車が乗らないところ、人しか歩かないところに、くるようにしたほうがいいですね。


形状的に細い部分は割れやすい。

しかも、割れ防止のメッシュ筋を入れづらいのです。
こういった理由から、鋭角ができるプランはおすすめできません。



外構は、絵画ではないのだから、美しい、きれい という理由だけではプランニングしてはダメです。

きちんと、構造的、強度的なところも考えないといけません。
このブログ見て、みんなプランニングに活かしてくれよ。頼みまーす。