スタッフブログ

膨張色と収縮色

2023年3月17日|カテゴリー「プランニングの豆知識
こんにちは!設計の石橋です。

最近暖かくなってきましたね。そろそろ服装も春物に替えていかないとですね。

(いや、私の場合は替える前に買わなきゃ…最近全然服買ってない…。)

で、服装を考えるときって「色」重要ですよね?

実はこの「色」、服装だけではなくすべてのコーディネートにも、当てはまる考え方です。

ということで今回は「色」の話です。

まあでも、色の話と言っても膨大にあるので、ちょっと内容を絞って膨張色と収縮色について話していきたいと思います。

皆さんは膨張色と収縮色ってご存知でしょうか?膨張色は聞いたことがあるって人が多いでしょうか?


まず膨張色(=進出色)とは、背景から浮き出て見えたり膨張して(膨らんで)見える作用があるといわれる色群のことです。

主に暖色系や白色あたりが膨張色と言われます。

膨張色を使うことで、輪郭がぼやけた印象になります。
他に膨らんで見えることから柔らかい印象になったり、軽いイメージに感じられます。


で、もう一つの収縮色(=後退色)とは、膨張色(進出色)の対義語で、

他の色と並べると遠距離感(遠くにあるように見える)感じさせたり、引き締まって見えるような色群です。

主に寒色系や明るさや色彩のない黒が収縮色と言われます。

収縮色を使うことで、輪郭がくっきりし、重厚感が出たり、スタイリッシュに見える効果があります。


文字だけでは少しピンとこないと思うので、エクステリア業者らしく、ちょっと簡単にパース図を作ってみました。
エクステリアのカラー 白・黒の2パターンです。
膨張色
膨張色メイン
収縮色
収縮色メイン
どうでしょう?同じ形、同じ商品ですが、色が違うだけで印象がガラッと変わりますね。

カーポートの色が白い方は天井が高く感じられて、開放感があります。
黒い方は天井が低く感じることで、包まれてる落ち着き感みたいなのがあります。

カーポート後ろの塗壁+フェンスは、黒の方が錯覚で小さく見えるので奥行きがあるように見えますね。
白い方は飛び出して見えるので、後ろの壁を目立たせたい時などは向いてるのでしょうか?

今回は簡単なパース図で見ましたが、実際はもっと他の色との組み合わせがあったり、住宅のスタイルに合わせたりと少し複雑になってきます。
ですがデザインを考える上では重要なこと。形だけではなく、カラーコーディネートにも気をつけていきたいですね。

小型物置

2023年3月15日|カテゴリー「商品紹介
こんにちは、久野です

最近暖かくなってきて花粉が大変なことになっていますね・・・

花粉症じゃなかったのに・・・ティッシュが必需品になりました

花粉症の方はお気を付けくださいませ!柔らかいティッシュが必要になる時期です


話は変わりまして~、先日裏庭の倉庫を片付けていたのですが物が多すぎて片付かない

聞いたらいるって言うし・・・聞かなきゃよかったと思いながらww

新しい物置でも欲しいなぁと思ったので、狭いスペースでも置ける物置を探してみました
⇩⇩⇩

ヨド物置 エスモ

POINT(勝手に絞りました・・・)
esumo
☆3枚扉で開口部が業界No.1の広さ

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☆自由に配置できる分割棚

13abef177ae57ecf9e401220fe2f8c34
☆屋根に前傾斜、側壁に排水溝
高さ4パターン

☆Yタイプ・・・1m10㎝

☆Gタイプ・・・1m30㎝

☆Dタイプ・・・1m60㎝

☆Aタイプ・・・1m90㎝

高さによって棚高さ調節可



そして色が5色

木目も素敵ですが、個人的にディープオーシャンブルーが好きです
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何入れようか考えるだけでわくわくってありますよね

いつかは買うことになるだろうけどいつになるのやら・・・・

小型に限らず他にも種類があるのでシンプルが好きな方は是非見てください

ではまた

住宅、外構のスタイルについて語ります。

2023年3月10日|カテゴリー「プランニングの豆知識
おはこんばんちは、設計の中村です。

当社では、プランナーのスキルアップのために、年に4回「社内コンペ」を実施しております。
お題を決めて、全員でそのお題に沿った外構、ガーデンのプランを練って競うというものです。


私は、審査員という形でこの社内コンペに携わりました。

今回の参加者の作品を見て、強烈に思ったこと



『スタイルを読む』



今回のお題は、ざっくり言うと、

「カンナの似合うお庭」


カンナとは、ディーズガーデンさんのアイテムで、かわいいテイストの物置のことです。

ディーズガーデン カンナ
カンナ オレンジ
ナチュラル外構カンナキュート
カンナ キュート
ナチュラル外構カンナミニ
カンナ ミニ
シリーズはこれら以外にもありますが、代表的なものがこれらになります。

こんなかわいい雰囲気の物置が似合うガーデンのプランが今回のお題でした。


まず、プランニングにあたり考えなければいけないものが、

『スタイル』

(テイストと呼ぶこともあります。)


下の図を見てください。


外構スタイルのマトリックス
(住宅の)スタイルを、「ウォーム↔クール」、「シンプル↔デコラティブ」の2つの軸のマトリックスに
落とし込んだものです。

デコラティブは聞き慣れない単語かもしれません、
「シンプル」の反対の意味で、「装飾的な」」という意味です。



最近の住宅スタイルの主流としては、
下図のような住宅が増えています。
※統計をとったわけではなく、私の肌感覚での傾向
compe01-2
シンプル、クールよりの建物が多いです。
黒い外壁の住宅、最近よく目にしますよね。



ただし、今回の社内コンペのお題は、「カンナ」

カンナの似合うスタイルは下図の位置になります。
compe01-3
温かみのあってデコデコしている雰囲気


・直線よりは、曲線(もしくは でこぼこ)

・寒色系よりは、暖色系

・タイルよりは、レンガ・木

・均一よりは、ムラのある


なんとなくわかっていただけるでしょうか?



外構エクステリア、ガーデンのデザインをする上で大事なことは、
住宅のスタイルに合わせること。


これマストです。



で、ここで難しいのが、
・スタイルが多様化してきていること
・ミックススタイルが出ていること


これ語り出すと長くなるので、別の機会に。

ざっくり話しておくと、
今現在、多種多様なものを認めようとする社会になってきていること
(住宅、外構のスタイルにかぎらず)物事は成熟していくと細分化される傾向があること





外構、ガーデンのデザインって、スタイルが多くて決して簡単ではないんですよね。
大変なんですよ。




ドゥーユーアンダスタン
心で理解できた




さてさて、社内コンペの結果はどうなることやら・・・・・?????
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